
「ボキッ」は骨が動く音じゃない!? ―首や腰を鳴らす“スッキリ感”の正体―|上杉整骨院
- 上杉整骨院

- 12月1日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
東大阪市河内永和駅近くの上杉整骨院です。
「首を鳴らすとスッとする」
「腰をボキッと鳴らしてもらうと楽になる」
そんな話、よく聞きますよね。
でも実はあの“ボキッ”という音――骨がズレて戻る音ではないんです。
■ ボキッの正体は「トライボ核生成」
この現象の正式名称は トライボ核生成(tribonucleation) といいます。
関節の中には「関節液」という潤滑油のような液体が入っています。
その中で関節面が急に離れると、液体内に小さな気泡ができ、
それが弾けるときに「ポキッ」と音が鳴る。
つまり、骨が動いた音ではなく、気泡がつぶれる音なんです。
関節を鳴らしても骨の位置が矯正されるわけではなく、
構造的な変化も起きていません。
■ 鳴らすとスッキリする理由
「それでもスッキリするんやけど?」という方も多いです。
それにはいくつか理由があります。
•音が鳴ることで「整った気」がして脳が安心する(心理的効果)
•鳴らした直後は関節包が一時的に緩むため、軽く感じる
•周囲の筋肉が一瞬リラックスする
でもこれはあくまで一時的な変化です。根本的に動きが悪い関節や、硬くなった筋肉が改善したわけではありません。
■ 注意してほしいポイント
特に**頚椎(首)や腰椎(腰)**は、
神経や血管が近くを通っているデリケートな場所です。
強くひねったり、無理に鳴らそうとしたりすると、
•神経を圧迫して痛みやしびれが出る
•筋肉や靱帯を傷める
•血管を損傷するリスク
こういったトラブルにつながることがあります。
「ボキッと鳴らしてもらって楽になったけど、後で余計に痛くなった」という方、実は少なくありません。
大手整骨院でも訴訟されているケースが多くあります。
■ 上杉整骨院の考え方
当院では骨盤矯正の類は一切行いません。
運動療法等を行いながら、医学的な根拠に基づいて行っていきます。
■ まとめ
•「ボキッ」は骨が動く音ではなく、気泡が弾ける音(トライボ核生成)です。
•一時的なスッキリ感はあっても、根本改善ではありません。
•強い矯正や自己流の「鳴らし癖」は注意が必要です。
当院ではボキボキ整体は行いませんので、安心してご来院くださいね😊
【上杉整骨院】
📍 所在地:東大阪市『JR・近鉄河内永和』から徒歩2分、『布施駅』から徒歩10分
⏰ 診療時間:平日21時まで診療 / 日曜日20時まで診療 / 交通事故患者様は平日22:00まで
腰痛、膝痛、肩こり、股関節痛、50肩、交通事故、むち打ち、背中痛い、腰痛い
🌐 【公式ホームページ】https://www.uesugiseikotuin.com/


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