
【東大阪市 顎関節症】姿勢が顎関節症に影響するってしってますか?|上杉整骨院
- 上杉整骨院
- 7月25日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
東大阪市・河内永和駅近くの【上杉整骨院】です。
今日は、ちょっと意外かもしれない「姿勢と顎関節症の関係」についてお話しします。
🧒 最近の事例から…
つい先日、中学生の男の子と女の子が「口を開けると痛い・顎がカクカク鳴る」という症状で来院されました。
どちらもスポーツはしておらず、日常的にスマホをよく触っているとのことでした。
姿勢をチェックしてみると、2人とも共通して「猫背で頭が前に突き出た姿勢」になっていました。
姿勢と顎の痛みって関係あるの?
実はあります!
「猫背」や「頭が前に出る姿勢(=FHP:フォワードヘッドポスチャー)」と、
「顎関節症(あごの痛み・開けづらさ・カクカク音など)」の間には、科学的にも関係性があることが分かってきています。
その根拠となる研究をいくつかご紹介します。
📚 姿勢と顎関節症の関連を示す研究
① 頭が前に出る姿勢(FHP)と顎関節症の関係
Fernández‐de‐las‐Peñas C, et al.(2007)
→ 顎関節症の患者さんは、健康な人と比べて「頭が前に出た姿勢」が強く、首の動きも制限されていることが明らかに。
▶ ポイント
猫背になると自然と頭が前に出る。
すると下顎が後ろへ引っ張られて、顎関節に負担がかかりやすくなります。
これが関節円板のズレや、筋肉の緊張につながる原因に。
② 姿勢の悪さが、咀嚼筋(噛む筋肉)の負担を増やす
Kang H, et al.(2016)
→ 頭が前に出た姿勢の人は、咬筋や側頭筋などの噛む筋肉、そして首の筋肉の活動量が増えていることが分かりました。
▶ ポイント
筋肉が必要以上に働くことで、顎関節に過剰な負担がかかり、
痛み・カクカク音・開きにくさの原因になります。
③ 顎と首の筋肉は一緒に働いている
Eriksson PO, et al.(1998)
→ 顎を動かすときは、首の筋肉(特に胸鎖乳突筋)も同時に働いていることが確認されています。
▶ ポイント
つまり、首の位置が悪いと、顎もうまく動けないということ。
猫背で首の骨(頸椎)の配列が崩れると、顎の開閉にも影響が出てしまうんですね。
実際、姿勢を整えたら…?
今回の中学生2人には、顎だけでなく姿勢改善の運動や指導を行ったところ、
顎の痛みや違和感が軽減し、笑顔で帰ってくれました😊
施術例


2-3回目には痛みが0になっていました。
※施術効果を保証するものではありません。
まとめ
•顎関節症の背景には、**姿勢(特に猫背・頭の位置)**が大きく関わっていることがある
•顎だけを見ても、根本改善にはつながらない場合が多い
•姿勢と顎の動きは、筋肉や神経のつながりで深く関係しています。
顎の不調、放っておかずにご相談ください
「口が開けづらい」「顎が痛い」「カクカク音がする」
そんなお悩みがある方は、もしかすると姿勢が原因かもしれません。
上杉整骨院では、姿勢から見直す顎関節症ケアを行っています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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